そろそろきみは、蹴られてくれ。



「いちにちは4人で。いちにちは、……ふたりで」


するり。橘がわたしの手を拾い上げて。


指先どうしが絡む。


〜っ、あっっっまい! あまいなー、橘!!


砂糖……いや、はちみつ!? わかんないけど橘激甘、なんか『たちばなげきあま』で韻踏んだかもだけど気にしないで、えっと、彼氏がものすごい、です……。


「まだ真咲と佐久間さんに確認とったわけじゃないけど……。おれは勝手に、4人でまわれたらなって思ってる」

「わたしも……、わたしも、思ってた!」


やっとの思いで声を出す。


しあわせすぎて、変な思考回路になるし──口を閉ざしていたから。