このひとがわたしの彼氏だ、そう思い始めてからというもの、橘からの褒め言葉の数々がさらに心臓にくる。というか心臓にわるい。 「可愛い、ほんと可愛い、どうしてそんなに可愛いの?」 最初の頃のわたしだったら、橘のキャラがちがう、って思考に至ったんだろうな。 いまではあぁ橘だ、と思うし、動悸が半端ないし、ものすごい。 「まだ人類進化してないから、黙って……」 「えっ、人類の進化? おれたちの恋愛って、人類の進化が関わってくるの?」 「うん、関わる」 だって心臓足んない。