そろそろきみは、蹴られてくれ。



とりあえず表情が天才だと思う、ハイライトなしの目を細めて、くちびる軽く横にひいて、眉を平行寄りに下げて。


うっ、天才。


自分の顔のよさを理解しているのでは? いやまあべつに、顔がすきで付き合ったわけではないんだけど、それにしたって顔が、表情がいいんだよなぁ。


わたしは機械関係に弱いので、橘にスマホを渡す。


「ん、登録した」

「ありがとう」


受け取って、確認。