付き合うに至る、何かがわたしの中に足りないと思う。 1対1で向き合いたい。 わたしから、はっきりとすきって言いたい。 浮かぶのに、これをそのままに言っていいの? 伝わるかな、わかりにくいかな。 これ以外にも、まだ、あるんじゃないかな。 なんてふうに思考がまとまらなくて、眉間にちからが入る。 眉の中央、ぜったい、いびつ。 「……うん」 うなずいた花乃が、わたしのこぶしを両のてのひらで包み込んで。 「それで?」 優しい目に見つめられて、口を開いた。 ──息、ちゃんと、吸って。