そろそろきみは、蹴られてくれ。



「真咲は受付、おれは看板持って校舎歩いて勧誘、佐久間さんは最初の説明係。……ちゃんと覚えて」


わー、これは相当に信用されてないぞ。


なんもないと思うから、そんなに心配しないでほしい。高校の文化祭だもん、緊急で助けがほしいときなんてたいてい、誰を、というよりもみんなを求めることになるはず。


道具のトラブルだったり、お客さんとのトラブルだったり。想定できるアクシデントだと、クラスみんながいないと対応できなさそうっていうか。


……なんて。


言い訳をあげるけど、結局のところ。


「あー、ほんと、めちゃくちゃ不安なんだけど」


すきなひとが、自分のことを考えてくれている時間、に、しあわせになりすぎてこわいだけ。