そろそろきみは、蹴られてくれ。



「何、なんでそんなにこっち見んの。照れちゃうよ、おれ」


なんでって、だって、そっちが。


ていうか、照れろ。わたしだけにしないで。あんたも道連れだ。いやまああんたのせいだけど、え、何考えてるかわかんなくなってきた。んん?


「あ、何、おれのも食べたい?」

「え、あ、ちが」

「はい、あーん」


頭を後ろに引くようにして、断る。