そろそろきみは、蹴られてくれ。



「茅田さん……ありがとう」


ふわ。さっきよりもやわらかい笑顔。


「わたしも、ここから祈ってる。だから、いってらっしゃい、真咲く……」


ん、が、高い空に吸い込まれていく。


「え……」


声をもらした篠山くんが、爆発したかのように真っ赤だ。


赤いクレヨンといい勝負かもしれない。


花乃も、真っ赤。


ふ、ふたりとも……?