そろそろきみは、蹴られてくれ。



授業中に何かしてくることもなくなったし、休み時間も、わたしが困っていたらさらりと助けてくれちゃうくせに、それ以外ではほとんど何もない。


それが本来の授業のかたち。いままでの休み時間の過ごし方だとはわかっている。もともと、あの告白を受けるまでは、こうだったって。


それなのに。


絡んできてくれないと、それはそれで……。


「──おう。ぜってぇ1位とるから、覚悟しとけ。お前ら惚れんなよ?」


わらって返した橘。


荷物を持って教室を出ていく橘。