誰が考えたのだろう。

“世界の掟”とやらを。

ある人は言う。

「人を殴ることは犯罪だ。」

またある人は、

「誰かに暴力を振るわれたのなら、

暴力を振るってしまっても仕方がない。」



さてどうだろうか。

相手が暴力を振るわなかったら、

我慢しなければいけない?

陰湿ないじめでも我慢?

堂々としたいじめでも我慢?

痴漢されても我慢?

それならきっとこの世界は腐ってる。

だからいじめはなくならない。

痴漢等のベタな犯罪もなくならない。

毎日起こってしまいかねないこの出来事を、

人は当たり前だと勘違いしているのではないか?

いじめのせいで命を落とした人も居る。

本物の人殺しは“いじめた人間”ではなく、

“世界の掟を決めた人間”ではないのか?

そう思う私もまた、

頭のおかしな連中だと認識されるのだろう。