『たーだーいーまーー。』 血濡れの俺の側近たちは、 俺たちで暮らす家の玄関で叫んだ。 そんな中、 俺の右腕。見た目は、インテリ眼鏡。 そんな言葉が当てはまる総司《そうじ》が 玄関のドアを開けておいてくれている。 「ありがとな」 素直にお礼を言うと 「いいえ。彼を抱えていれば、 開けられないでしょう?」 そういわれ、ああ。さすがだな。 そう思った。