「ちょっと待って」

「待たないよ!」
そう意地悪っぽく笑った顔にまた苦しくなって

「無理!心臓が壊れそう」
そう言った私に、笑いながら

「じゃあ、診察しないと」
と、言って服をめくろうとしてきた。

「唯斗君、診察しなくても大丈夫だから」
そう言うと、唯斗君は、ベッドから離れた。

「じゃあ、
この続きは、大学に入ってからという事で...
凛、それまでに絢斗と別れろよ?」