有 料 彼 氏



「まずどこから話そうか。……あ、うちがあんたをだいきらいだってところから?」


あんたのこと、だいきらいなの。瑠々子のこときらっててさ、何様?って思ってたよ。瑠々子がせっかく優しくしているのに、ぜんぶ跳ね除けて。


そのくせうちには構われたいみたいで、にこにこにこにこ。


反吐が出る。


どっちかがきらい、でもどっちかはすき、だから都合がよくなるようにきらいは勝手に排除。


人間そんなもんだからべつにいいよ、ほかのひとに対してだったら。


でもさ、瑠々子とはうちがすきでいるのにさ、気をつかう瑠々子に察しろよって、わざわざいやな態度をとって、無理やり排除とか、ふざけてんの?


瑠々子といたいのはうちなんだって。


だから、瑠々子に話をもちかけたの。


うちがあんたをきらいなことは話題にせずね。


『ねぇ、ドッキリ仕掛けようよ。試練を乗り越えたら、仲良くなれると思わない?』


あんたにきらわれていることをわかってた瑠々子、押し続けたら躊躇いながらもノッてくれたよ。


……それでさ。