「図書館……?」
「はは、いい度胸だね、無視なんて」
現在地を口にすると、背中を踏みつけられた。呻き声だけが突いて出る。
「瑠々子も、あんたが何をしたのかわかっているのに……あんたの心配ばっかり。でもね、瑠々子、いろんな箇所を骨折してるの」
やはり、あれは夢でなかった。思うのはそればかり。
「あんたのことは、あたしが担いでここまで連れてきたんだよ。おばさんには、瑠々子が校内で倒れてたってことにして引き渡してね」
それじゃあ、あたしは……その頃、ここだったのか。
冷静に分析をする以外、気の紛らうことがない。
「ねぇ、ぜんぶ教えてあげようか」
立ち、あたしを見下ろす朋実。
こんな声は初めて聞いた、それだけが脳に浮かぶ。



