「ゆーずっ」 やけに脳天気な、朋実の声で目が覚めた。 「気分はどう?」 「……っ、ぐ」 身体中が痛い。けれど、いちばんは……背中。 少し埃っぽい床に、うつ伏せに落ちている。 「瑠々子のことは、おばさん……瑠々子のお母さんに連絡して、病院に運んでもらったよ。意識はあるし、ゆずのこと、心配してた。優しいねぇ、瑠々子」 なんとか顔をあげる。