有 料 彼 氏



「っ、ゆずちゃん、あの本……試してないよね?」


瑠々子が引かなかったことに、あたしも朋実も驚いた。


誰かが強く、彼女の言葉をさえぎれば……もう彼女は、何も発さない日々だったから。


「なんでそんなこと聞くの?」


あたしは嘲笑うかのように、眉尻を下げた。


できないって思ってる、そういうこと?