その後の授業は全然集中できなかった。
人が屋上から落ちたのを実際に見たのに普通にいられるわけがない。
それに、突き落とした本人は真希だけど、きっかけを作ったのは私だ。
もしも有紗が死ねば、私のせいだ…。
「藍川ー、珍しいな。ここの問題間違ってるぞ」
先生にもそう言われたが、恥ずかしいという気持ちは全然湧かなかった。
自分がおかしいんだなと自嘲気味に思ったのと、有紗はまだ生きてるのかなという不安が交差する。
放課後、私は有紗が倒れていた場所に行った。
かなり目立つ場所だったし、私はもうすでに発見されているだろうと思った。
「え…」
でもそこに有紗はいなかった。
「有紗⁉︎有紗‼︎」
「ここだよ」
と声がして、私は振り向いた。



