「桜さんには失望した。私達はずっとあなたを信じてきたのに、何も言わずに学校をやめるなんて選択をするなんてあり得ない」
真希が早速不満をぶちまけた。
「私だってあなた達に失望した」
有紗も言い返した。
「そうやって噂にだけ流される人達だったんだ、ってね」
「万引きをしてないとでも?あんなに広まっているのに?」
真希が噛み付くように言う。
「あなた達にはもう分からないよ。私がここで何を言おうと、あなた達の心には届かない。だって、あなた達の心はもうとっくのとうに腐り切ってたからね」
有紗は挑発するように私達をみた。
「何言ってんの、あんたなんか地獄に堕ちちゃえばいいのに!」
真希が有紗を強く押した。
ガシャンと大きな音がし、気づくと有紗はいなくなっていた。有紗がぶつかったであろう柵が壊れていたことで、ようやく異常さが分かった。
「まさか…!」
私は落ちないようにそっと下を覗いた。
-----下には、
うつ伏せになった女の子が倒れていた。



