偽りのラブレター

「...」




私は有紗を信じなかった。



いくら大好きな親友だとしても、噂を信じてしまった。



「菜那。私の友達を、返してよぉ...」





「...」




「なんで黙ってるの。私がいたから美希や真希、沙彩とも仲良くなれたんでしょ?もともと私が仲良くしてたところにあなたを入れてあげたんでしょ。なんで、なんで...」





そう言って有紗の言葉は途切れた。





彼女は泣いていた。




滅多に泣くことのない彼女が。