「わかった!調べてみる!」

強引なマリアに押されて、愛想笑いをする。

「やったー!!!じゃあ、今日のお昼休み空いてる?」

「うん、もちろん!!」

「じゃあさ、図書室に行こうよ!参考資料があるかも!」

「そうだね!」

この時、私は知らなかった。

澄み切っていたと思われたマリアの瞳の奥底は真っ黒だったことに…