「……リナ」

 耳元で、彼が言った。

 私の鼓動が、とくんと高鳴る。

「うん、何?」

 私はそれを悟られないように、いつも通りに言った。

「───…好きだよ」

「──レオン…」

 嬉しくて、泣いてしまいそうだった。

「……私も…」

 前世でも、現世でも。

 私たちの思いは、繋がりあっていたんだ。





To be continued…