「2択でなァ、そっちを選んだわけだ」

「……もう1つが、絶対に嫌な選択肢だっただけだろ…?」

「もう1つ、知りたいか?」

 ……まさか。

「アイツ…私の前世を…!?」

 マズい…そんなことをされたら…!!

 勢いで立ち上がってしまい、クラッと立ちくらみで再び座り込む。

「ダメっ…」

 小さく、呟く。

 ねぇ…センリ、やめて…?

「……別に、知りたくないが」

「ふゥん…?ま、知りたくなくても知ってもらうがな」

 もう、ダメだ。