どうすればいい?

 今の、最善の策は…なんだ?

「………」

 頑張れ…悩め、私…!

 レオンに迷惑はかけられない。

 それなら、私1人だけが辛い思いをする方が…マシ…?

「……それなら、襲われる方が…」

 乙女のプライドが、言葉を詰まらせる。

 でも…レオンのため。

「…マシ」

 センリはそれを聞いて、ふっ、と笑った。

「そうか…なら、お前のカラダに…」

 そして再び私の耳に唇を寄せ、

「たぁんと、俺を刻み付けてやんよ」

 と、甘く囁いた。