「あの…、藍?」 「なに。」 「いや、なにじゃなくて…その…」 ……どうしてこうなったのでしょうか。 遡ること…30分前くらい? 「芽依〜〜!!」 目を開けるとそこには涙を目にいっぱいためた理緒が居て。 「…おはよう?」 そう言うとその理緒の後ろで笑い出す夏都と、理緒によって私に近づくのを阻止されている逞が居て。 藍がいないな、なんて考えてたら…… 「起きたんだ」 まさかの、布団の中にいましたよと。