「芽依!」 「どうしたの?」 夕焼けの中、前を歩く芽依に。 ───あの時、守ってくれたみたいに。 「ずっと親友でいようねっ!」 今度は私に守らせて。 「…ありがとう、理緒。」 その悲しげな顔はまだ、拭いきれない私だけれど。 ◆理緒side end◇