「新葉さん」 その透き通るような声は、印象的だった。 そしてその容姿は、この目の前にいる化粧をしまくった女たちなんか比べ物にならないくらいに綺麗で、同性ですら目を奪われた。 「先生が呼んでたよ?」 チラリと私の目の前で顔を真っ赤にしている女達を見遣りながらそう言ったからか、女達は怒りながらも逃げていった。 「あの…ごめんね、まだ先生の名前覚えてなくて…」 理由はどうであれ、助かった。 この子がいなきゃ今頃手出しもできないあの女たちにリンチされてただろうし。