突然の転入だった。 季節外れの転入で、好奇の目に晒されてただでさえイライラしていたのに─── 「アンタ、ムカつくんだけど。調子乗ってる?」 この女子特有の洗礼だ。 「別に乗ってないけど?」 その頃から紅華の幹部だった私は別にこの子達がどっかのレディースの子でも一般人でも特別怖くはなかった。 …ただ、相手が女の子だから手が出せないだけで。 「つか男に色目使ってんじゃねぇよ!!」 つまりは、私に嫉妬してるってだけね。 これだから女って嫌い。 だから男が好きってわけじゃないけどさ。