「やっぱダメだったでしょ?」

「うん…」


夏都には止められた。
「どうせ寝ないから行っても無駄」って。


でも…私がいちばん芽依を知っているから、芽依の目が覚めた時に藍があんなふうだといちばん傷つくのは芽依だから。



「理緒、ほんと芽依ちゃん好きだね〜。…ま、俺も好きだけど。」

「逞の好きと私の好きじゃレベルが違うの!」


……初めて会った時、その時から私は芽依を守りたい、そう思っていた。






あれは半年前の事────