そして振り返った顔は藍によって前を向かされ、その先には──
「みんな、助けに来てくれてありがとう。」
白ベースに、背中に舞う紅い華。
そんな柄の特攻服を着た皆が目の前にいた。
「芽依〜っ!!」
「理緒?…泣いてるの?」
抱きついてくる理緒は、鼻をぐすぐすと言わせながら泣いている。
「ごめんね…私がついてながら、あの時一緒に行かないで……」
私の軽はずみな行動は、こんなにも親友を傷つけていた。
そうわかった途端に罪悪感と、色んな感情が込み上げる。
「…私こそごめんね、理緒。」
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