紅の華_




そして少しづつ離れていく体。

寂しいと、行かないで欲しいと思った。





「…次、芽依に手ェ出してみろ。」


藍の服の袖を掴んだからか、藍は行かなかった。

それだけの事でこんなにも胸が締め付けられる。


…そして、安心する。






「ひ…っ」


ドスの効いた藍の声に怖がって逃げようとした男は、開いたドアから入ってきた人物に再度震えた。



「…アンタ、死ぬ覚悟出来てんだよね?」