「夏都、抜け駆けよくない!」 そんな私と夏都の手をゴールテープを切るように駆け抜けた逞って呼ばれてた人。なんか……第一印象からバカっぽい。 「俺は逞!逞って呼んでよ、芽依ちゃん♪」 さりげなく肩に回された手………が、するりと落ちていく。 「芽依、穢れてない?!大丈夫っ?!」 「理緒……ひど…っ」 脇腹を抱えてうずくまる逞を見るとどこに攻撃されたのかは一目瞭然だった。 「…藍で。」 そんな光景を見て笑っていると、ソファに座っていた藍さん……基、藍と目が合ってそう言われた。