「あはは、俺じゃあるまいし藍が簡単に女のコとワンナイトするわけないでしょ〜」 ドアにもたれ掛かり、いつの間にか来ていた赤髪の男の人。 その発言からして自分でも言っちゃうくらい女好きなんだろうか。少し距離をとろう。 「それもそっか…」 簡単に納得した理緒は、やっと藍さんを振り回すのをやめた。 「…というか2人とも。問題視すべきとこはそこじゃないよね?」 難しそうな本を読んでいた男の人がやっと口を開いたかと思えば、意味深な言葉を吐いた。