「蓮の身代わりだとか、重ねてるとかじゃなくて。…私は神崎 藍っていう男の人が好きなの。」 そう言って初めて藍の表情が晴れた。 きっと「似ている」と言われる度に色々と考えていたのかもしれない。 「……ずっと、身代わりでもいいと思ってた。」 俯いてた顔が上を向き、そしてその目で私を捉える。 その顔はやっぱり似てて、でも違って。 「今では欲張って、俺を見てほしいなんて思ってる。」 軽く抱きしめられる。 でもしっかりと藍を感じる。