「はぁ…」


流石に下腹部を蹴られたのは痛かった。

女の子というのもあるんだろうけど、この内部的な痛みがちょっとしんどいかもしれない。




「なにあれー…」

「いじめじゃね?ひど…」



丁度横にあったガードレールを見上げて髪を見ていると、そんな囁く声たちが聞こえた。

正直言って放っておいて欲しいところだけど、こうも容姿が変だとそうもいかないらしい。