動く度にうるさいくらいになり響く鎖。 天井は真っ黒。 私が今縛られているこのベッドも黒ずんでいて、ここは全体的に焼け焦げたような匂いに包まれている。 こんな倉庫、私はあそこしか思いつかない。 そして相手はこの男。 きっと、ここは1年前のあの事件の倉庫。 「案外怖がんねぇな。つまんねぇ〜」 男はナイフを弄んでいる。 それを見て「怖い」とは思うものの、それを見せたら負けだと思い私は我慢しているだけ。 それがそんなふうに勘違いされていたなんて。