「芽依〜!」


階段を駆け下りてきた理緒が案の定飛びついてきた。


それにしても…抱きついてきたから気づいたけど、なんだか理緒、少し痩せたみたい。





「それはそうと、問題は藍だよね…」

「だから最終兵器の芽依ちゃん連れてきたんじゃん〜」


そんなことを話す理緒と逞の声が聞こえて、ますます藍の様子が気になる。



「じゃあ芽依、お願い出来る?」

「うん。行ってくるね」


…ものすごい不安そうな顔でみんな見てくる。

けど、藍が心配だから2階へ急ごう…。