「どちら様……」


休日の朝。

朝にものすごく弱い私はインターフォンの音で起こされた。



「夏都…?それと、逞。」


「俺のおまけ感否めなくない?!」


朝から元気だなぁ…逞は。

夏都もうるさそうな顔で逞の事見てるのに、当の本人はケロッとしてる。




「朝早くからごめんね、芽依。…ちょっとうちの総長癒してやってくんない?」


車に乗るやいなや夏都によく分からないことを言われた。

総長…って藍だよね。
藍を癒す?私が?




というか…


「藍、何かあったの?」