すると、そんなふうに一人でそわそわする私の前に、明日香ちゃんがひょっこり現れ、話しかけてきた。
「小夏、おっはよー!」
明日香ちゃんは相変わらずとても元気だ。
「あ、おはようっ」
「今日、なんか蒸し暑いよね。あ、そういえば、昨日の小林くんが出てるドラマ見た? 超いいところで終わっちゃってさ」
いつものように他愛ない話をする彼女。だけど、私の頭の中は今、それどころじゃなくて。有村くんのことでいっぱいだ。
「あ、ごめん。私、昨日は見損ねちゃって……」
「えーっ、そうなの? 録画した? してたら絶対すぐに見たほうがいいよ!」
「あ、う、うん」
明日香ちゃんの話が半分くらいしか頭に入ってこなかったけれど、なんとか平静を装いつつ受け答えする。
その時突然、うしろから誰かに名前を呼ばれた。
「水沢っ!」
聞き覚えのあるその声に、心臓がドクンと飛び跳ねる。おそるおそる振り返る私。
すると、そこに立っていたのは……やっぱり、有村くんだった。
どうしよう。
もしかして、あのキャンディと手紙に気がついて声をかけてきたのかな。
有村くんは少し慌てた様子で、私の腕をギュッと掴む。
「悪いけど、ちょっとこっち来て」
そして、そのまま私の手を引き、教室から連れ出した。
「小夏、おっはよー!」
明日香ちゃんは相変わらずとても元気だ。
「あ、おはようっ」
「今日、なんか蒸し暑いよね。あ、そういえば、昨日の小林くんが出てるドラマ見た? 超いいところで終わっちゃってさ」
いつものように他愛ない話をする彼女。だけど、私の頭の中は今、それどころじゃなくて。有村くんのことでいっぱいだ。
「あ、ごめん。私、昨日は見損ねちゃって……」
「えーっ、そうなの? 録画した? してたら絶対すぐに見たほうがいいよ!」
「あ、う、うん」
明日香ちゃんの話が半分くらいしか頭に入ってこなかったけれど、なんとか平静を装いつつ受け答えする。
その時突然、うしろから誰かに名前を呼ばれた。
「水沢っ!」
聞き覚えのあるその声に、心臓がドクンと飛び跳ねる。おそるおそる振り返る私。
すると、そこに立っていたのは……やっぱり、有村くんだった。
どうしよう。
もしかして、あのキャンディと手紙に気がついて声をかけてきたのかな。
有村くんは少し慌てた様子で、私の腕をギュッと掴む。
「悪いけど、ちょっとこっち来て」
そして、そのまま私の手を引き、教室から連れ出した。



