君が可愛すぎるから(野いちごジュニア文庫版)




凪くんと一緒にいる時間は本当にあっという間で、いつもなら長く感じてしまう勉強の時間がとても短く感じた。


次に凪くんと会えるのは二日後。


たった二日、されど二日。



またすぐに会えるんだから、たった二日くらい我慢しないと。


本来なら夏休みの期間は会えるはずじゃなかったんだから。



***



学校を出たわたしと凪くんは帰る方向が一緒なので、二人で駅に向かう。


なんだか隣で歩くのに慣れていなくて、凪くんの少し後ろを歩いていた。


すると、いきなり凪くんがこちらを振り返った。


「歩くの速い?」


「え?」



そう言うと隣に来て、わたしの歩幅に合わせてゆっくり歩きだした。


しかも、さりげなくわたしを歩道側に寄せてくれた。



こういうことが自然にできるところが素敵だなって思う。