そんなこと考えていると、わたしのスマホが震えた。

もう閉店時間だし、凌馬くんだからオフモードに入っている。


だから普通にスマホを取り出して見る。




……颯くん?


さっきまで生中継でテレビに出ていた颯くんからで驚く。



凌馬くんに一言、出ることを伝えてカウンター内に入り奥へ行く。


お父さんとお母さんは明日の準備もひと段落したのか、家のほうに行っていた。




颯くんからの電話ということにドキドキしながら、スマホをスライドさせて耳に当てた。