Seven...YUKI



「雪ちゃん顔ひどいわね…目真っ赤よ?」



あたしの顔を覗き込んできた香奈さんは
そう言うとあたしを立たせた。



「おいで。ちゃんと直しておかないと」



鏡の前に座らせて道具を出して
あたしの顔を整える。



「…まぁこれでなんとかなるでしょ。
じゃあ早く帰る支度して…
そんな顔じゃ撮影なんて出来ないしね」



「…はい、ありがとうざいました」



香奈さんにお辞儀をしてかばんを
手に取ったあたしは扉の前で足をとめ
光輝を見つめた。



「じゃあ…またな」



小さく笑った光輝。



「好きだよ光輝。覚えてて」



「俺も…」



あたしも光輝に小さく笑うと
楽屋から出た。



「ありがとうございました、香奈さん」



「ん?」



「あたしと光輝を合わせる為に
してくれたんですよね?」



「あぁーいいのいいの。
2人の悲しい顔見たくないし…
早くなんとかして2人には
前みたいに戻ってもらわないと」



前みたいに…。