「…光輝?」
不思議そうに光輝を見る。
けど、そのまま手を握り返して
お墓まで歩いた。
「ここは丈を預ける前に私達が住んでた
街なんです。だからここにお墓を…」
そう説明されながら案内されたのは
墓地の一番奥へ向かう。
立派なお墓があった。
≪福井家≫
そう書いてあるお墓。
…胸が痛い…。
お墓には立派なお花と丈が好きだった
食べ物。
「…みんな。手を合わせよう」
園長先生のひと言でみんな手を合わせる。
あたしはそっと手を合わせた。
…丈…。
「みなさん今日は本当に
ありがとうございました。
近くに喫茶店があるのでそこで
お昼でもどうですか?」
「ありがとうございます。
じゃあみんな行こうか」



