オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜




『深雪...?やめて』


『大丈夫だから。嫉妬なんて、醜いよ。
宇宙クンの事が好きなら堂々としたら?
何で秋葉をいじめるわけ...』





いつも優しくて、穏やかな深雪がはじめて...キレた。



希良梨や美織ちゃんたちは、
唖然としていた。



周りは騒然としはじめていたし、
深雪を止めていたのは聖夜クン。





『やめろよ、なぁ! みゆきっ』


『聖夜クンもなんとか言ってよ!』


『こんな奴らを相手にしてるのがバカ馬鹿しい』




そう言って、
教室を出て行く聖夜クン。





『聖夜クン』



聖夜クンを追いかける深雪が...居なくなってしまった。