オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜






でも、
再び眠りについてしまっていた。




再び起きた時、
それは夕方だったけど
やっぱり同じようなことを繰り返す。




『死に..たく..ない』




そう漏らす宇宙が側にいて、
涙を流している。




『宇宙、宇宙は..死なない』


『宇宙、そんな事..言うなよ..』


『俺..秋葉と..秋葉と幸せになりたい』


『宇宙..』




宇宙の手をつないでいる時、
聖夜クンは泣きながら病棟を出て行ってしまった。




ふたり、
必ず幸せになろうね..宇宙..。





『宇宙。幸せになろうね。約束して..
生きるって..』


『あ..き..愛してる』