『アイツ、まさか..?
深雪ちゃんを探しているとか..?
東京とか行ってないよね..』


『そんな、そんなわけないじゃん』


『やりかねないよっ。行こう』


『どこに?』


『空港に』




空港ったって..。


いるわけないじゃん。



宇宙の考えが分からない。




いくらなんでも、
東京はやり過ぎでしょう。



加速させる宇宙を引き止めることは無理難題で、信じちゃってた。




携帯にかけても繋がらないし、
留守番電話サービスどころか..電源を切られてる。




深雪を思い続ける聖夜クン、
まさか深雪を追いかけたりしないよね⁈



空港に到着したふたりは、
車を降りてから
思いもしない姿に思考が停止していた。