オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜






『秋葉、アタシね...ずっと言っていなかったけど...秋葉とは、親友や友達としていられない。
裏切ってしまってごめんなさい...』




希良梨...?




希良梨は背を向けた。




『希良梨...? 』


『希良梨? どういうこと...?』




背後から呼びかけていたのは、秋葉だけだった。




希良梨は振り返ることはなかった。

希良梨が答えることもなかった。





『裏切ってしまってごめんなさい』って、いったい...?


『友達や親友としていられない』とは、どうして...?




『アタシとも親友でいてくれる?』
って言っていたのは...?



そのあと、
驚愕の事件が待ち受けていたんだ。