すると突然、

ツルっ

という音がして、私は地面にダイブした

雨が降っていた道路に滑ったのだ

変な考え事をしていたせいで、場所を把握していなかったが、信号がある道路で転んでしまった


そんな私を心配そうにしながら、先に行っていた聖夜は戻ってくる


すると、
キキーっ

と音がして、視界が真っ赤に染まった


『…痛ァ……っえ?』

私が次に見たのは……真っ赤な赤色に染まった彼の姿だった

『せ、せいや?聖夜?…ねぇ、聖夜?いや、いや、いやあああっ!!』

そう叫ぶ私には何も見ててなかった

…真っ赤に染まった彼の姿しか見えなかった