落ち着いていて、優しい聖夜

そんな彼と付き合えることが心の底から嬉しかった…

ずっと一緒にいたい
笑いあっていたい

そんな純粋な気持ちでいっぱいだった…


『聖夜、早く帰ろ?雨降ってきちゃう!』

雨が降りそうで焦る私に聖夜は優しく声をかけた

『うん、傘ないから早く帰ろー!』

今日の天気予報は晴れだったので、傘を持ってきてる人は極わずかな人だけだ

濡れる前に帰りたい気持ちが聖夜にはわかったのか、少し歩く速さを速めて下駄箱に向かう