そんな私を母はある場所に連れていってくれた

『お母さん?ここはどこ?』

キョトンと聞く私に母はつらそうに答えた

『ここはね…精神病院よ』

『お母さん、誰も精神おかしくないよ?』

そう不思議そうに答える私に母は悲痛そうに答えた

『優奈、彼は交通事故で亡くなったのよ?
それなのに、亡くなってないと言い張る貴方はおかしくなっているの!』


泣きながら叫ぶ母に私はニッコリ答えた



『だって…彼は死んでないもの
どこかにいるのよ?お母さんこそ大丈夫?』

ニコニコ答える私に母は絶句した


もう手遅れだ……と