やがて春が来るまでの、僕らの話。




「すっげぇ真面目な話、していい?」

「…うん?」



イスに座ったまま、窓に寄りかかるハナエを見た。


窓から差し込む陽の光が教室を満たして、眩い線に目が眩む。



ほんとに天気いいな、今日……




「俺、今なら自信ある。お前を支えてやれる自信」




その強さを、俺はちゃんと手に入れたから。



「ハナエが傍にいてくれたことで、俺は変われた」

「、…」

「ずっと頼りっぱなしで、支えてもらってばっかで、ごめん」



それが男として、どれほどかっこ悪いか。


男じゃないハナエには、きっとわからないけど。




「ハナエ」




誰かを支えられる強さを持った、俺だから。




だから、さ……






「別れよう、俺たち」






「、」