やがて春が来るまでの、僕らの話。


<柏木side>


翌朝。


「うぃーっす」

「おはよう」


昨日、うるさいほど親友アピールをする杉内が、玄関でダラダラと30分も居座って帰ったあと。

俺たちはどこで寝るのか、審議に審議を重ねた。


つーか、揉めた。


ベッドで一緒に寝るのか。


それとも別々に寝るのか。


審議を重ねた結果、結局俺たちは別々に寝た。


ハナエはベッドで、俺は杉内が使ってた布団。


いや、俺的には一緒に寝てもよかったんだけどね。


つーか一緒に寝る気満々だったんすけど。


ハナエがすんげぇ顔真っ赤にして「無理!」って言うもんだから、どんだけ俺のこと意識しちゃってんのよって呆れるくらいで。


まぁでも、そんな俺もこいつと一緒に寝るのを想像したら……


多分緊張しすぎてほんとに死ぬんじゃないかって。


ガラにもなくそんなことを思ったわけですよ。